イベントレポート:伊藤忠食品130周年記念展示会

伊藤忠食品130周年記念展示会 FOOD VOYAGE

期間:2016年5月31日(火)6月1日(水)ともに10:00〜17:00
場所:東京国際フォーラム(〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1)
来場者:食品業界関係者、バイヤー、プレス 等
出店内容
OVJの組織概要、活動内容のPR/パンフレットの配布
オーガニック情報誌「ORGANIC VISION」のPR/配布
OVJ会員の商品PR・パンフレット等資料の配布
出品いただいた企業様(順不同、敬称略)
BIO PROJECT/テリーヌ9種、ジャム11種、パンフレット
八丁味噌/有機八丁味噌、有機赤だし味噌、パンフレット
グリーンフィールドプロジェクト/種子陳列棚、スプラウト栽培容器セット4種、カタログ
純正食品マルシマ/醤油2種、きな粉3種、酢4種、トマトケチャップ1種、こんにゃく3種、カタログ
ホリマサシティファーム/パンフレット
八基通商/オーガニックオリーブオイル2種
だいずデイズ/有機蒸し大豆、有機蒸しサラダ豆、有機ほの甘あずき、パンフレット
Anonimo Design/オリーブオイル

  • イベント概要と出店の経緯
    ・同社130周年記念イベントとして、取引先企業を中心に、約3000人を招待。伊藤忠食品の歴史を解説するコーナーからはじまり、続いて、これからの伊藤忠食品様の戦略の中核の一つ「Health & Beauty」をテーマとしたブースが設置され、オーガニックオイル、ビオワイン、メディア、カタログギフトなど、そのテーマに即したコラボレーションを行う企業や団体が出店。今回OVJはそのなかでの出展でした。
    ・そのブースを抜けた先には、同社取引先のナショナルブランドを中心としたメインブースがあり、その中心にはセミナースペースが設置され、食にまつわるさまざまなセミナーが開かれました。初日には、OVJ会長の服部幸應氏のオーガニック&食育をテーマにした講演も開かれました。
    ・伊藤忠食品様のOVJ入会と合わせ、同社のこれからのコンセプトとして掲げられた「Health & Beauty」戦略のパートナーとして、出展することになりました。
  • 当日の様子
    ・3000人規模という来場予想通り、両日ともに多くの人が訪れ、特に開場直後は通路を埋め尽くすほどの人が押し寄せました。OVJブースでも足を止める人は多く、陳列された商品やパンフレットを手に取っていました。
    ・来場者にはほぼすべて、担当の伊藤忠食品様の社員がついていました。そしてOVJブースに立ち寄る来場者には、なぜOVJが出店しているのか、有機・オーガニックの価値について、補足して説明する社員もいらっしゃいました。そのため、有機・オーガニックになじみのない来場者でも、OVJおよび有機・オーガニックの価値がある程度伝わっていたように感じました。
  • 来場者の反応
    ・イベントの性質上、来場者のほとんどは、有機・オーガニックに詳しくはないようでしたが、知識がなくてもその価値がこれからはあることを見越してか、スーパーなど小売関係の方を中心に、熱心に商品について尋ねている姿が目立ちました。そのなかで、試食をしたいという方も少なくありませんでしたが、今回は難しく、そのニーズに応えられませんでした。
    ・メディアの方のなかには、オーガニックについて、オリンピックとの関連性などを詳しく聞く方もいました。また、ビューティー系の商品企画をするタレントさんもブースを訪れ、有機・オーガニックの商品、自身でも関われる有機農地などについて尋ねていきました。
    ・伊藤忠食品様の社員の方がオーガニックに関心が高かったことも印象的でした。西日本の担当の方、地域ブランド担当の方など、自身の担当の新たな付加価値付けに有機・オーガニック商材の可能性を見出していたようで、OVJの活動についても関心を持たれていました。また、全国の伊藤忠食品ネットワークを活用し、有機・オーガニックの専用ブースが設置できないか、と相談を持ちかける社員の方もいました。
  • 出店企業様の反応
    ・出店企業様のなかには、会場に来場してくださる方もいらっしゃいました。特に初日の15時半からは、会場内のセミナーゾーンでOVJ会長・服部幸應氏の講演もあったため、それにあわせてこられる企業様が多かったように感じます。
    ・そこで会員企業様同士の交流が生まれたようでした。すでに顔見知りの企業様同士が近況を報告しあったり、新たな出会いがあったり。単なる企業・商品PRだけではない効果も生まれたようでした。
  • 総括
    ・2日間通じて感じたのは、来場者の大半は、有機・オーガニックにゆかりのない方々ですが、その人たちの関心度が、明らかに変わってきていることでした。また、OVJの訴える五輪とオーガニックの関係性や、オーガニックによる地方創生との親和性などを知り、従来とは異なる形の有機・オーガニックの可能性を知り、関心を持たれる方もいました。
    ・前出のとおり、伊藤忠食品様自身の有機・オーガニックに対する関心も高く、これから同社がこのジャンルを強化する上で、OVJがサポートできる要素が大きいことも感じました。そのなかで今回、会員の皆さまに提供いただいた商品や資料は、今後の同社の有機・オーガニックを強化する戦略の入り口として、非常に参考になったようでした。

【 OVJ広報室 種藤 】

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