夏のキッチンの強~い味方、そうめんの 1200年の歴史と、大地とのつながり

特集:そうめんを地球的視点で食べる

時短調理の定番・そうめんはなんと日本で最古の麺だった!?

手延べで1本1本、ひねりをいれて伸ばす。最終的に2mくらいまで伸ばして乾燥

ゆで時間が短くてエコ、和洋中エスニック、どんな味付けでもOK。手軽なのが魅力の、暑い季節のキッチンの定番「そうめん」、実はうどんやそばよりも歴史が古い日本の麺料理の元祖なのです。
時代は約1200年前の奈良時代までさかのぼります。遣唐使によって、中国から様々な文化と共に「索餅(さくべい)」という食品が奈良の都に持ち込まれました。小麦と米粉に塩を混ぜ、水で練ったものを縄状に束ねた菓子で、これが現在の手延べそうめんのルーツだと言われています。当時は儀式や貴族の嗜好食に用いられ、庶民とは無縁の食べ物でした。
室町時代になり、索餅は「素麺」と呼ばれるようになりました。生地を長いひも状にして、細い2本の竿にひっかけ、ねじりながら細く伸ばして製麺。現在の手のべ製法は、この頃から行われていました。江戸時代には、油を塗って生地をなめらかにして、糸のように細長く伸ばすなど、現在と変わらない製法が確立しました。農家の冬季の副業として発達しました。当時の文献に、おいしいゆで方や、七夕にそうめんを食べる習慣についてなどの記録が残されています。

特産地になったのにはワケがある!
気候と風土が育んだそうめん

そうめんの特産地といえば、どんな地域が思い浮かぶでしょうか。スーパーに並ぶそうめんの特産地をチェックすると、三輪(奈良)、播州(兵庫)、小豆島(香川)、島原(長崎)など、西日本が多いことに気づきます。その理由は、西日本がそうめんやうどん作りに適した、質の良い小麦に恵まれていたことにあります。また水質(軟水)が麺作りに適していることも関係しています。さらに寒暖差が大きい、冬の降水量が低いなど、地理的条件が加わり、それらの土地でそうめんが作られるようになりました。
中国から原型が伝わり、日本の歴史や風土が育んできた、いまなお愛され続けるそうめん。さらに大地に優しいものを選ぶなら、オーガニックな小麦を使ったそうめんがおすすめです。化学合成肥料や農薬を使用しない土壌で育った小麦を使い、地域の恵みの水で練られた、大地にも体にも優しいそうめんで、これからの季節をおいしく元気に乗り切りましょう!

参考文献:
「コムギの食文化を知る事典」岡田哲(東京堂出版)
「日本の食文化史」石毛直道(岩波書店)

有機手延べそうめんのKitchen Love the Earthポイント

  • 気候風土が適した場所で発展した大地のめぐみ
  • 地球に優しい有機JAS認証の小麦粉を使用
  • ゆで時間が短く、省エネ・時短のエコな食材

商品名●有機手延べそうめん
容 量●200g
価 格●443円(税込)
原材料●有機小麦粉、食塩、有機ごま油
問い合わせ先●有限会社手のべ陣川 0120-581-005


商品名●有機讃岐手延べそうめん
容 量●150g
価 格●432円(税込)
原材料●有機小麦粉、食塩、食用ごま油
問い合わせ先●株式会社井筒屋 0879-33-2568

https://sanuki-tenobe.com
http://www.jin-men.com