特集:シュウマイは、すべてを包み込む

最近「シュウマイパーティ」が増加中。王道からアレンジまで
さまざまなシュウマイがテーブルを彩ります

実はシュウマイに明確な定義はない?

 シュウマイという料理を知らない、という人はおそらくほとんどいないでしょうが、そのシュウマイの定義は?と聞かれて、きちんと答えられる人はそう多くはないでしょう。中華のシェフや、自らシュウマイを作る人ような「シュウマイ偏差値」が高い人は「豚肉と玉ねぎを練って、小麦粉の皮で包んで蒸したもの」と答えるかもしれませんが、それも一部正解。実は、そうではないシュウマイが、日本全国にたくさんあるのです。

 全国のシュウマイを400 種類以上(2019 年8 月現在)食べ歩いてみると、蒸すだけでなく揚げ、焼き、水餃子のように茹でる「水シュウマイ」なるものもあります。また、具材も豚肉だけでなく鳥、牛もあり、エビやイカなど魚介類を使うものも。皮も小麦粉だけでなく卵やコーン、刻み野菜などで包むものもあり、なかには皮の具だけでできた具なしシュウマイも?ここまでくると、シュウマイに定義はない、と言っても過言ではないのです。

食べたい具材や残り物など活用
自分だけのシュウマイスタイルを確立

 ある意味「なんでもあり」であるわけですから、特に自宅でシュウマイを作る場合、難しく考える必要はないのです。自分の好きな具材を使って、お気に入りシュウマイを開発するもよし。残り物を包んでしまう「エコシュウマイ」を作ってもよし。シュウマイは何でも包み込む“包容力”がありますから、ちょっと冒険をするぐらいのつもりでいろいろチャレンジしてみてください。

 レシピサイトなどを見ると、さまざまなアイデアが詰まったオリジナルシュウマイが出てきます。そのアイデアも参考にしながら、あなただけの「シュウマイスタイル」を確立し、美味しく楽しみまシュウマイ!

シュウマイ潤 

本名種藤潤。本誌編集長。1977年神奈川県生まれ。2015年頃からシュウマイ研究を開始し、インスタグラムを中心に情報を発信。2018 年5月にT B S「マツコの知らない世界」でシュウマイの知らない世界を紹介。同年8月には崎陽軒社長と対談。2 019年1月には「東京シュウマイ弁当」(オーガニックキッチン)を監修した。